サウナのいいところは1年365日、どのタイミングでも「入り時」であり、季節に応じた楽しみ方があることです。
秋から冬への移り変わりを段々と感じてくる11月における、おすすめの入り方にはどのようなものがあるのかをご紹介します。
11月といえば紅葉が本格化し、山の木々の彩りを存分に感じられる時期です。
この時期は紅葉を満喫しながらサウナに入ることをおすすめします。
なので、都市部でサウナに入るのではなく、少し遠出をしてサウナに入りに行くのがいいでしょう。
例えば、那須高原にあるホテルエピナールでは、檜風呂や露天風呂など紅葉を見ながらお風呂に入れるほか、サウナも広々としており、同時に20人以上が入れる本格的なサウナ。
他にもプールやエステなども利用できるので、旅行先で「ととのう」のに適したホテルです。
また、山梨県にある道志川温泉紅椿の湯では、渓谷の中に温泉があり地下から湧き出る温泉に浸かることができるほか、サウナや道志川の水を使った水風呂が用意されているので、紅葉を満喫しながら楽しむことができます。
山梨県は都心からもアクセスがしやすいほか、周囲を山に囲まれているため、紅葉スポットは数多く、富士山を始め、複数の湖など散策する価値のある場所がたくさん。
サウナと紅葉をセットで楽しむのに適したエリアと言えます。
宿泊をしなくても日帰り入浴で温泉やサウナを堪能するのもおすすめです。
国を挙げた旅行支援が展開され、よりお得に旅行ができるようになっているので、クーポンなどを積極的に活用して旅行先でサウナを堪能してみてはいかがでしょうか。
11月11日はととのえの日です。
ととのえの日はサウナを専門的に扱うブランド「TTNE PRO SAUNNER」が制定した記念日です。
お分かりの通り「ととのう」がベースになっており、多くの人に「ととのえて」もらいたいという願いも込められています。
この11月11日に合わせ、サウナが大好きなサウナーたちが全国各地でイベントを展開しており、そのイベントに参加しながらサウナを堪能するのも11月のおすすめの入り方と言えます。
ちなみに、なぜ11月11日なのかですが、1が綺麗に並んでおり、整えられているから「ととのえの日」とされています。
本場フィンランドでは6月11日をサウナの日に制定するなど、各地で異なります。
さて、11月11日に行われるサウナイベントですが、まず三重県伊勢市にある「みたすの湯」で行われたサウナイベントをご紹介します。
男湯と女湯でイベントが異なり、男湯では氷で冷え冷えになった「かけ水」をかけるイベント、女湯では汗をしっかりとかけるように塩サウナを展開しています。
サウナでととのえた後は「サ飯」。
サ飯は文字通りサウナ後に食べるご飯を指します。
主にカレーを中心としたメニューでしっかりと汗をかいてもらうという狙いがあります。
またサウナーなら1度は飲んでみたい「オロポ」も。
オロポはオロナミンCをポカリスエットで割った飲み物で、サウナに入って失われた水分などを一気に補給できます。
また、11月11日には「サウナシュラン」が発表されます。
例えば2021年にはサウナシュラン2021が発表され、全国にあるサウナの中でもここは絶対に行くべきというサウナが11施設紹介されています。
2021年で3年連続1位となって殿堂入りを果たしたのが佐賀県武雄市にある「御船山楽園ホテル らかんの湯」。
殿堂入りの要因はセルフでロウリュが楽しめるドライサウナ、温泉水を16~17度に冷やして入る水風呂、そして、外気浴スペースです。
しかも、サウナ内には御船山の自然の音が流されているので、まるで自然の中でサウナに入っているような感覚になれます。
武雄市には武雄温泉もあるので、温泉とサウナをこれでもかと満喫できるのもいい点。
11月11日はサウナのことを真剣に考えてみるのもいいでしょう。
サウナで「ととのう」にはサウナと水風呂、外気浴を交互に繰り返すのがおすすめですが、秋から冬にかけて、わざわざ水風呂に入らなくても外気浴を堪能することで自然とととのうことができます。
水風呂に入ってから外気浴をする場合、既に水風呂で冷えた状態にいるため、より冷えた状態を維持するような形になります。
外がある程度の温度であれば、水風呂よりも温かいために落ち着いて外気浴を行うことができますが、気温が下がると水風呂と同じような気温もしくはそれよりも低くなるので、寒さを感じながら耐えるような形に。
ととのう状態はふわぁ~とした状態になるのが望ましいのに、寒い中で耐えるというのはととのう状態とは言い難いです。
そのため、11月はサウナからいきなり外気浴に行くか、もしくはサウナから水風呂、それから温かい屋内で休憩するか、どちらかがいいでしょう。
どうしても外気浴をしたい人は、サウナからいきなり外気浴がおすすめで、その後に屋内で休憩をすればととのうことができます。
外気浴であれば水風呂に誰かが入っているのを待つようなこともなく、外に出て寒さにある程度耐えればいいわけです。
夏場だとこれができないので、冬場ならではの入り方と言えます。
もちろん外気浴がしっかりとできないところであれば、水風呂に入る方がいいでしょう。
このあたりは臨機応変に対応していくことをおすすめします。
11月のサウナは、外が冷えるために湯冷めなどを心配する人がいますが、湯冷めする状態は早い話がサウナからすぐ水風呂に入り、長く入るようなものです。
ととのう前に身体が冷えるのが普通で、これではサウナの醍醐味は堪能できません。
サウナに入る、外気浴で冷やす、屋内で休憩する、これを繰り返す中でととのう状態となり、気分を新たに温浴施設から出られます。
紅葉が見ごろの11月は目で楽しみ、身体をととのえるというのが理想的。
そして、サウナを通じて旅行を楽しみ、身も心もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?